

令和元年秋に日本へ上陸した「令和元年東日本台風」は、関東・甲信越・東北地方などで記録的な大雨となり、大きな被害をもたらしました。
政府はこの台風被害に対して激甚災害として特別財政支援、台風としては初の特定非常災害とし被災者の権利保全、大規模災害復興法の非常災害の適用を行うほどで、災害救助法が適用された自治体は東日本大震災を超える規模でした。
小田原市でも大きな被害があり、特に市のシンボルとも言える巨大提灯の破損は大きな衝撃を受けました。
被災後、小田原市や地域の人々が中心となり「小田原駅巨大提灯修復プロジェクト」が立ち上がり、令和元年10月に修復計画が立案され翌令和2年4月に解体、同6月から修復作業がスタートしました。
修復作業には各専門家に加え、樂友会・太樂工務店も参画させていただき、同7月23日に修復作業が完了し、翌8月28~29日に掛けて小田原駅への吊り下げ作業が完了し、ここに無事「巨大提灯」が復活しました。
この「小田原駅巨大提灯修復プロジェクト」のアーカイブは次のとおりです。
提灯災害現状 解体
火袋型組立
火袋型完成 糸張替 補強
特注和紙貼り
文字入れ
まげし塗装
提灯組立 格納装置
提灯清め搬入 駅構内担ぎ上げ
吊り上げ 完成
